クッキー生地を均一に綺麗に伸ばす為の道具とちょっとしたコツ!
クッキー生地の厚みについて考えたことがありますか?
クッキーの一般的な厚みは3~5mmなのではないかと思います。
厚さ3mmのクッキーだと、噛んだ時にサクっとした軽い食感。
厚さ5mmのクッキーだと、とっても食べ応えのある感じ。
厚さ4mmのクッキーはその中間。
アイシングクッキーには何mmの厚みがいいか?
アイシングクッキーに適した厚さ、というのはないのですが(どちらかというと好みの問題が大きいと思います。)
私は厚さ4mmのクッキーでアイシングすることが多いです。
3mm厚だと、アイシングの厚みと1:1くらいになってしまうため甘さが際立ってしまうし、5mm厚だとクッキーが主張し過ぎて・・・笑
ということで、中間の4mmにしています。
厚さ4mmのクッキー生地を伸ばすためには・・・
クッキーが何mmの厚みと言っても、その厚みに伸ばすためには《勘》では伸ばせませんよね。
そのためには、専用の道具が必要となってくるわけです。
私は、アクリルルーラーという道具を使っています。
いわば、厚さ4mmのアクリル製の棒です。4mmのなが~い物差しのようなものです。
これをまとめたクッキー生地の両脇に置き、めん棒でクッキー生地を伸ばすと・・・生地がぴったり4mmの厚みになるという優れた道具なのです!
このルーラー、アクリル製でとても安価で手に入れやすいのですが、難点がひとつ。
軽すぎて、めん棒と一緒に動いてしまうことがあるのです。
そのため、私は、上の写真のように、ある程度の大きさのある薄いまな板(ホームセンターで安く買いました。笑)にテープで固定して使っています。
見た目はいまいちになってしまいますが・・・この方法で十分不自由なく使えます(^^)
ルーラーを家にあるもので代用すると?
とはいっても、そんな頻繁にクッキーを焼くわけじゃないし、ものを増やしたくない人は・・・
このルーラー、割り箸で代用できるんです!!
日本に流通している割り箸の厚みの平均が、4mm前後なんだそうです。
コンビニやお弁当屋さんでついてくる割り箸で十分です!
割り箸をつなげて長くして、アクリルルーラーの代わりに、クッキー生地の横において、めん棒で伸ばしてみてください。
綺麗に4mm(±0.2mmくらい)の厚さのクッキー生地を伸ばすことができるんです!!
伸ばす時のひと工夫!これで表面が平らなクッキー生地になります!
厚みを均一にするための道具を紹介しました。
最後にひとつだけ、さらに綺麗なクッキー生地になるちょっとしたコツをお教えします。
塊だったクッキー生地を4mmの厚さに伸ばすまでは、めん棒をころころ転がしていいです。
平らになった生地をそ~っとなでてみてください。
全体がまっすぐ伸ばされているようで、表面がポコポコしているのが分かるはずです。
これを最後に、ぴしっと伸ばして、表面が真っ平らな生地にするのです!!
その方法は・・・めん棒を転がさずに、アイロンのように動かすことです!!
上の写真は、まさにそのアイロン作業をしている最中なのです。
クッキー生地が動かないように、片手は、生地が入った袋をおさえています。(この袋については別記事で紹介しようと思います!)
めん棒を持っている手は、ぐっとめん棒を持ち、ルーラーに押し当てて、上へ向かってす~っと滑らせます。同じように下へも滑らせます。
この作業をするだけで、クッキー生地が、真っ平らになるのです。
レッスンでやっても、皆さん「お~!!」と感動の声をあげてくれます。
ぜひ、一度おためしください♪